フランスで15差未満のSNS利用を
禁止する法律が可決されたようですね。
SNSの利用やアルゴリズムによるおすすめ表示について、
若年層への影響などから規制や議論が進んでいますね。
長時間利用の議論だけではなく、
アルゴリズムによる「依存性・中毒性」も問題になっていますが、
ショップなどに表示されるおすすめ機能はどうでしょうか?
私たちの興味に近い情報や商品を次々に表示してくれます。
「好きそうなもの」
「合いそうなもの」
興味がある商品が次々と表示されて、
目移りし、ついつい購入しちゃいますよね。
では、その選択は本当に自分だけで決めたものなのでしょうか。
例えば、表示に見かけた商品を購入したとします。
その時、
「デザインが好きだった」
「便利そうだった」
「以前から欲しかった」
という理由が浮かびます。
もちろん、本当に必要だった場合もあります。
ただ、人には買った後に、「その選択を納得できる理由を探す」という
面があります。
購入後に「買ってよかった理由」を集めてしまう。
これは珍しいことではありません。
※なので、選びに選んだ商品よりも
衝動買いの方が購入後の満足度が高くなるというのもあるあるです。
おすすめに出てくるものは、自分の過去の閲覧や
反応をもとに選ばれています。
そのため、
「これは自分が好きなもの」
「自分の価値観に合っているもの」
と感じやすくなります。
しかし、そこには少し注意が必要です。
おすすめが示しているのは、現在の自分そのものではありません。
過去の行動から予測された「自分」です。
同じことは、家の中にも起きているのではないでしょうか。
例えば、クローゼットや収納を見てみると、
今の自分ではなく、過去の自分が選んだ物が
残っていることがあります。
例えば、
・以前好きだった服
・始めようと思って買った趣味の道具
・憧れて購入したインテリア用品
・流行していた時に買った便利グッズ
・いつか使うと思って残している物
これらは、買った時には必要だったのかもしれません。
問題は「買ったこと」ではありません。
「人は変化するということ」です。
以前の自分が選んだ物と、
現在の自分が必要とする物は、
時間が経てば一致しなくなっても不思議ではありませんよね。
もちろんずっと好みでも全く問題ありませんし、
推しから卒業することも全く問題ありません。
片付けというと、不要な物を捨てる作業と思っていませんか?
片付けとは、過去の自分を否定することではありません。
推しを否定することでもありません。
挑戦しようとした気持ちを否定することでもありません。
いつかに備えようと準備した判断を否定することでもありません。
「その時は楽しかった」
「あの時は必要だった」
「その時の自分には意味があった」
だから、”今”のあなたがいます。
ただ、過去の自分に必要だったものが、
”今”の自分にも必要とは限りません。
片付けとは、過去の選択を責めることではなく、
”今”の暮らしに必要なものを選び直すことです。
これから、おすすめ機能の精度はさらに高まっていくでしょう。
しかし、どれだけAIが発達しても、
そこにあるのは過去の行動データから導き出された「あなたらしさ」です。
それは、今この瞬間のあなたの気持ちや、
これから送りたい暮らしまで完全に知っているわけではありません。
過去の自分が選んだもの。
誰かがおすすめしたもの。
世の中の流行に影響されたもの。
その中から、何を残し、何を手放すのか。
最後に選ぶのは、AIでも、おすすめ機能でもありません。
今を生きている、あなた自身です。
だから片付けは、物を減らす作業ではなく、
今の自分に必要なものを取り戻す作業なのです。
その作業を一緒に始めてみませんか?
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