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片付けのスピードは速い方がいい?遅くてもいい?

色々なお話 No Comments

9月1日から中央線や中央分離帯、標識のない生活道路の法定速度が、
これまでの「時速60km」から「時速30km」へと一律で引き下げられるようですね。
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/hbc/2895772?display=1
知らなかったでは済まされないですが・・・
本当に知らなかった・・・

免許取りたての頃、
中央線もありませんが、標識もなく、
(民家さえなく、見通しもよいところ)
ってことは、ここは60km/hなのかと不思議でしたが、
やはり狭い道では自転車や歩行者との致死率が
ぐぐっと引きあがるようですね。

今でも、住宅街の狭い道でも抜け道として利用して
とんでもないスピードを出している車に多々会いますが、
9月から改善されるかなぁ?

さて、車のスピードも気になりますが、
お片付けのスピードは気にしたことはありますか?

片付けを始めても途中で挫折してしまったり、
勢いで捨てて後から激しく後悔したりする原因。

それは、手持ちの「モノの量」だけの問題ではなく、
作業を進めるときの「判断スピードの出しすぎ」に
あるのかもしれませんよ?

まずは、普段のあなたの片付けスタイルを振り返ってみましょう。
以下の中に、思い当たる行動はありませんか?

・「今週末で絶対にこの部屋を完璧にする」と高い目標を掲げる
・全て「要る・要らない」を1個3秒くらいのハイスピードで分類しようとする
・迷ったモノ全てを「ええい、捨てちゃえ!」と勢いでゴミ袋に放り込む
・開始1時間ほどで猛烈に疲れ、部屋が散らかったまま放置してしまう
・後から「あ、あの服やっぱり必要だった・・・」と青ざめたことがある

1つでも当てはまった方は、
片付けの現場でスピードの出しすぎを起こしているかもしれません。

早く結果を出したい一心でアクセルを踏み込み、
判断スピードを極限まで上げると、
脳の処理能力(前頭葉のキャパシティ)は
すぐにオーバーヒートを起こします。

明らかなゴミや日常ではパパっと片付けても決断疲れは起こりませんが、
そうではない場合、脳が疲労してしまいます。
脳が疲弊した状態でハイスピード作業を続けると、
道路上で暴走した車と同じように、
「片付け事故」を引き起こしてしまうかもしれません。

「要るか要らないか」を機械的に高速処理しようとした結果、
思い出の品や後で使う書類まで勢いで捨ててしまい、
「やっぱり残しておけばよかった・・・」と
「間違えて捨ててしまった・・・」いう事故。
スピードが出すぎているため、
直前で「待てよ?」とブレーキを踏むことができません。

また、高速で片付けを行うと、脳が激しく疲労し、
作業開始からわずか1〜2時間で
スタミナ切れを起こします。

引き出しやクローゼットからモノを全部出し、
部屋中に広げた「一番散らかった状態」のまま嫌になり、
挫折してしまうってことありませんか?

さらに、長期目線で考えたときに結果としてよくないことは、
「とにかく目の前のモノを減らす」ことだけに意識がいき、
「なぜこれを買って溜め込んでしまったのか」という
根本的な買い物癖や執着に向き合えないまま終わります。
結果として、また同じような不用品を買い込んでしまいます。

制限速度オーバーで走る車が予期せぬ飛び出しに対応できないように、
焦って進める片付けは「心に予期せぬ引っかかりが生じたとき」に対応できず、
大事故を起こしてしまうのです。

今回生活道路のスピードが変わるのも、
30km/hでは致死率1%以下なのに対し、
50~60km/hとなると17%以上に跳ね上がっています。

また、30km/hだと車はブレーキが間に合うこともあるだろうし、
速度が下がることによって、大きなけがにつながりにくいとされています。

これを片付けに応用すると、
「迷いや執着(心の飛び出し)が生じたときに、
無理して突っ切らず、一旦立ち止まって納得できるスピードまで落とす」
ということになります。

例えば、何年も着ていない高い服が出てきたとします。
時速60kmの片付けなら「着てないから捨てる!」と突っ切るか、
「高かったから残す!」とスルーするかの二者択一です。

しかし、時速30kmまでスピードを落とせば、
自分にこう問いかけるゆとりが生まれます。

・「なぜ私はこれを今まで着ずに取っていたんだろう?」
・「汚れたらどうしよう」ってなかなか着れなかったなぁ
・着ていく場所がなかったなぁ
・他人の目が気になって、最終的に選ばなかったなぁ・・・
・服自体は素敵だけど、今の私の年齢や好みには合っていないなぁ・・・
・なんでこれを選んだんだろう???

スピードを落とすことで、これまで見落としていた
自分の本音に気づくことができます。

「今まで私の気分を上げてくれてありがとう」
「次は自分に合う買い物をしよう」
「70%OFF」で買わないようにしよう

と心の底から納得して手放すプロセスを踏むことで、
手放した後のスッキリ感が劇的に変わり、
不用品を溜め込まない「リバウンド防止」につながると思います。

道路にも標識があるように、
片付けにも標識(ルール)を作ってみましょう!

1. 「迷ったら一時停止」ルール
「捨てるか残すか」で5秒以上手が止まったら、
判断のスピードが出すぎて、疲れているのかもしれません。
無理にその場で捨てようとせず、一旦「保留ボックス」に入れて
休息を入れましょう。
時間を置いてから見直すと、「もう役目は終えたな」と
判断できるようになります。

2. 「1日1エリア」の徐行ルール
家全体や大きなクローゼットを一気に片付けようとするのは、
高速道路のスピード感で住宅街を走るようなもの。

「今日は靴箱の1段だけ」「洗面台の棚だけ」など、
自分がゆとりを維持できる狭い範囲だけに限定して作業を進めましょう。

3. 「手放す理由の安全確認」ルール
処分するモノをゴミ袋に入れる際、
「ポイと捨てる」のではなく、一瞬だけ手を止めて
「ありがとう」と言ってみる。
失敗したものがあったら「勉強代だ!」でもOK
そうすると捨てた後に不快な罪悪感が残りにくくなります。

「そんなにゆっくり判断していたら、
部屋がいつまでも片付かないのでは?」と
疑問に思う方もいるかもしれません。

しかし、思い出してみてください。

時速60kmで暴走して途中でクラッシュし、
散らかった部屋を見て落ち込み、
片付け自体を諦めてしまう。
もしくは、それさえをイメージして
そもそも1歩さえ歩めていないことはありませんか?

片付けはパパっとやればいい!っていうものでもありません。

ゆっくりでもOK
毎日着実に15分ずつ不用品と向き合う方が、
結果として何倍も早く「リバウンドのない理想の部屋」に
たどり着くことができると思います。

車移動から徒歩や自転車に変えると、
車窓からこれまで気づかなかった綺麗なお花や、
近所のおしゃれなお店が見えてくるようになりますよね?

片付けもまったく同じです。

作業のスピードを意識的に落とすことで、
「自分が本当に大切にしたい大好きなモノ」や
「これからの人生でどんな暮らしを送りたいのか」という
未来のビジョンが見えてきます。

まずは片付けの第一歩を歩みましょう!

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