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親の片付けはなぜ難しいのか。

色々なお話 No Comments

家丸ごと処分のご依頼が
連日のように続きました。

お盆で帰省したときに、
実家の片付けどうするか
両親、きょうだい間で話し合わないといけないと
考えている方も多いと思います。

または、現在一緒に暮らしているが、
いいかげんに片付けて欲しいと
思っている方もいるのではないでしょうか。

そして・・・
話をしてみたら、
ケンカに・・・という家庭も少なくないと思います。

 

今回は片付けて欲しいが、
・どう言えばいいのか分からない
・ケンカにならない方法を教えてほしい
という方に向けてアドバイスをご案内したいと思います。

 

何事にも通じることですが、まずは
「相手のことを考えてみましょう」

なぜ、親の家、実家は散らかってしまうのか。
主な理由は3点
・物が置ける場所がたくさんあるから
・もったいないから
・なるべく現状を変えたくないから

それぞれを詳しくみていきましょう。

 

・物が置ける場所がたくさんあるから
子どもたちが独立すると、
その分のスペースができますよね。
子ども部屋をかつての書斎に戻せばいいですが、
かつての部屋に戻っている方は少ないと思います。

独立したのはいいが、
「思い出の物」を実家に置いたままにしたり、
大きな物は置けないからと、実家に送ったりしている
子ども世代もいるのでは??

子どもが巣立ち、スペースができたとしても、
物が置ける場所ができた分だけ、
物は増えてしまいます。

収納空間をきちんと使えない限り、
物は増える可能性はあります。

(身近の例でいえば、
冷蔵庫と似ている気がします。
買い替える時により大きな冷蔵庫に
買い替えたのに、今の冷蔵庫は
7~8割に収まっていますか?
冷蔵庫の奥は見えますか?
9~10割入っていませんか?

そう。
場所が増えた分だけ、
色々なものを詰め込んじゃうのです!)

また、子どもがいなくなった空間を
物で埋めて紛らわせているという場合も。

 
・もったいないから
現在の70代以上の方は
戦中、戦後の物のない時代に育った世代。
「捨てるのはもったいない」という考えが
身に染み付いている世代だと思います。

今使わない物、
傍から見れば絶対に必要ない物も
「いつか使うかもしれない」という気持ちから、
「捨てる」という行為ができない方が多いものです。

 
・なるべく現状を変えたくないから
年を重ねて、足腰が弱くなり、
物忘れも多くなるのは当たり前。

片付けた後にどこにしまったっけ???と
なったことはありませんか?
子ども世代にとっては
「えっと・・・」と思い出すことは容易でも、
それが高齢になれば思い出すことも、
そして探し出すことにも一苦労。

なので、現状をなるべくかえたくないのです。

 

子ども世代からすると、
散らかっているように思うかもしれませんが、
親世代にも理由があるのです。

「片付けて」の一言で終わらない理由が
分かっていただけましたでしょうか?

 

でも、片付けてもらいたいですよね。
「片付けさせる」ではうまくいかない可能性が高いので、
自ら「片付ける」ように持って行く
必要があります。

 

ポイントは4つ!
・「捨てる」ではなく、「減らす」
・大切にしているものを把握する
・家の中にある危険性をきっかけに
・片付けの目標化

 
①「捨てる」ではなく、「減らす」
最初に「捨てる」ことを前提で
話を進めると拒絶されてしまう可能性があります。
②に通じることですが、
大切にしているものさえも捨てられると思われては
反感さえ持たれる可能性も。

弊社グループ会社のリサイクルショップには
どこかで役立ててほしいという気持ちで
持ち込んでいただく方もいらっしゃいます。

家の中で眠っていた物が
誰かが大切に使ってくれると思えば、
手放し易いのではないでしょうか?

「もったいない」と取っていた物も
無下に捨てるのではなく、
「整理する」「減らす」という方向で
進めていくことがポイントです。

本当にもったいないのは、
その大切にしまっている「もの」が
日の目を見ないことではありませんか?

 

②大切にしているものを把握する
物がない時代に育った世代にとっては
「物がありすぎて苦痛」という感覚はない可能性の方が
高いと思います。

嫁入りダンス、子どもが使ったおもちゃ、アルバム・・・
子ども世代にとっては意味がなくても、
親世代にとっては思い出が詰まった大切なものです。

自分の価値観で不用、ゴミと決めつけ捨てたりすると、
親にとっては生きがいまでも奪われているように
感じてしまいます。

説得して無理に処分させて、
しこりが残っては元も子もありません。

コレクションや着られない服・・・
勝手に捨てられると嫌ですよね?

 

大切にしているものは、たとえそれが理解できなかったとしても
尊重する気持ちを持ちましょう。

 

③家の中の危険をきっかけに
若いころは危険の「き」の字も感じなかったものも、
年齢を重ねると、ちょっとした段差も
危険なものになりますよね。

「おっと危ない」で済めばいいですが、
頭などを打ったり、骨折したり・・・

「危険だから」というのは
いいきっかけになると思います。

 

が、ここで気を付けていただきたいのは
プライドを傷つけないこと。

「年を重ねたから危ない」わけではなく
その危険性は誰にでもあることをアピール!

地震や家事など、いざというときの
逃げ道を普段から確保することに
年齢は関係ないはず。

ちなみに、汚部屋になる第一段階は
「床に物を置く」ところから始まるんですよー

 

床に物を置かない、
高いところに物を置かないなど
普段の生活も快適になれば
片付けのモチベーションが上がっていきますよね。

 

④片付けの目標化
何事でもそうですが、
漠然とやるよりは、目標を持ってやったほうが、
頑張りのベクトルが定まるので、
よりやる気がでますよね。

 

帰省する孫のために孫の部屋を・・・
趣味のための部屋を・・・
掃除が楽になるように・・・

こんな部屋にしたいというものが
イメージできればばっちりですね。

 

以前、ポストしたアドラー心理学が
応用できるかも!?
ご覧になりたい方はこちら

 

ご参考にしてみてくださいね。

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