前回引越しのTo Do リストらしきものを
作成し、親の家の片付けのも欲しいという
ご要望にお応えし、ご案内したいと思います。
親が亡くなった後などは特に、
親戚などから、今する必要性等を
問われる可能性もあると思います。
持ち家の場合は「今」する必要は
限りなく少ないかもしれませんが、
着手が遅くなるほど、面倒になってしまいます。
また、固定資産税もかかります。
空き家問題が増えておりますが、
不審者の出入り、放火、倒壊の危険性も出てきます。
(空き家対策特別措置法 国土交通省より)
賃貸の場合では家賃や光熱費の
費用もかかります。
故人をしのぶ時間も大切ですが、
故人との思い出にひたりながら
遺品整理することで、気持ちの整理も
できるかもしれません。
遺品整理は突然になることもあります。
まずは、状況把握をしていきましょう。
・親戚など相続人への連絡漏れはないか。
・ご近所へのあいさつ漏れはないか。
・家の鍵は誰が持っているか。
・借金や借りものはないか。
・賃貸の場合は備え付けの家具家電はあるか。
・保険証書、通帳、貴重品などで見つかっていないものはないか。
・家賃や光熱費の滞納はないか。
・賃貸の場合、賃貸契約書はどこにあるか。
・大家や不動産仲介業者に遺品を整理する期日を相談してあるか。
そして、片付ける際に一番に行う場所は・・・
キッチン。
電気が長い間止まっていた場合には
冷蔵庫の中は強烈なことになっております。
ベテランスタッフでも・・・。
必ず生ごみは一番に廃棄処分!!
そして、関係者全員で下見をして
トラブルを回避しましょう。
片付けにはどれくらいの時間と
労力がかかるのかを認識することが大切です。
(非協力的な人がいたりする場合は、
後から文句を言わないなど、言質を取ったり、
委任状を書いてもらったりすると
もめ事が回避できます。
一度に下見ができない場合は、2、3回に分けて
下見をすることも考えましょう。)
下見の時に
必要なものと不要なものを仕分けていきましょう。
思い入れが強いもの、引き取って使いたいものは
各々のしるしをしていくといいと思います。
引き取って使いたいものは、
自宅で使用できる、収納できるか考えましょう。
「あったらいいな」というものまで引き受けると
結局ゴミになる可能性大。
不用なものにはラベルシールを貼る等すると、
分かりやすくもなりますよ。
不用なものは地域のルールに従って
処分していきましょう。
粗大ごみの出し方等は
こちらを参考に。
岡山市 倉敷市 津山市 総社市 早島町
自治体と民間それぞれのメリットとデメリット
自治体
メリット
・費用が一番かからない
デメリット
・ゴミ収集日が決まっている
・重いものも外まで出さなくてはいけない
・大量にある場合は搬出不可
(持ち込みでも制限がある自治体も)
民間
メリット
・自宅まで出張してくれる
・買い取ってくれる可能性がある
・日程が合わせやすい
・何もしなくていい
デメリット
・回収してくれない可能性もある
・買い取れない場合は、費用がかかる
賃貸や持ち家の売却予定がある場合は
弊社等民間に依頼した方がいいと思います。
家が賃貸の場合では
その間家賃を支払い続けないといけません。
また持ち家の場合、もし誰も住まない空き家になると
劣化が進み、防犯や安全面に影響を及ぼす可能性も。
先にお伝えしたとおり、固定資産税もかかります。
空家等対策特別措置法も施行されております。
しっかりとした管理が今後も必要です。
家の片付けは想像以上に大変です。
急いで片付けをしなくてもいい場合でも
いつまでに終わらせるなど決めていきましょう。
作業期間、人数などを書き出し、
スケジュールを立てると具体的になると思います。
親類に片付けを手伝ってもらえるか、
業者に依頼した方がいいかなども
検討しやすくなるともいます。
持ち家でも片付けに1年間かけたという方も
いらっしゃいました。
確かに、ご自身で片付けられた方が
費用は格段に安くすみます。
しかし、その間の時間など
見えない経費がかかっています。
もし、遠方ならそれに伴う交通費もバカになりません。
離れた家の片付けなどは
総合的に鑑みての判断を。
片付けをするときには
必ず動線を確保。
廊下にはモノを置かないように。
部屋が複数ある場合は、
和室は必要なもの、寝室は不要なものを置くなど
決めるとよいと思います。
また、各々段ボールに入れる時に、
段ボールごとに「食器」「衣類」など
品目を上部、側面に書いておくとよいですよ。
片付けながら、仕分けしていきましょう。
仕分けることによって、処分が楽になります。
点でバラバラに作業をするよりも、
詰める時には詰める、
搬出するときには搬出する、
掃除するときには掃除するというように
一斉に行動するといいですよ。
また遺品整理はかなりの費用が
かかったという声をきいて、
生前整理をされている、
していこうと考えている方も多いと思います。
長年使用している物の
不要・不必要の判断は難しいですよね。
そう、現在も使用している物は
残しておいていいのではないでしょうか。
逆に長年使っていないものが
たくさんありませんか?
同じようなものが複数点ありませんか?
生前整理というと暗い気持ちに
なるかもしれませんが、
死後の整理ではなく、
これからの生活の質をよくするために
これからの生活の整理と考えて
思い出に浸りながら
片付けていきましょう。