大物芸能人の終活が話題になりましたね。
「終活」=70代、80代の年配の方という
イメージが強いかもしれませんが、
整理にはエネルギーが必要です。
自分の親が逝去し、遺品整理に時間も
お金も、心労もかかったという方も多いと思います。
中には、捨てて正解だったんだろうか、
これでよかったんだろうかと
正解もない答えを探すようになり、
辛くなる方もいらっしゃいます。
だからこそ、老前整理の必要性を感じている方が
多いんですよね。
片付けには体力以外にも気力も必要です。
「いる」「いらない」の判断も難しくなってきます。
だからこそ、老前整理が必要になってきます。
介護を受けようとしても、ゴミ屋敷のような
家では介護も受けられませんよね。
ゴミ屋敷ではなくても、足の踏み場もない家や
人を上げられない家では家電製品が壊れた、
水道やトイレが壊れたという非常事態に
業者を家に上げられないですよね。
きれいになると人間はそれを維持しようとします。
ただ、若い世代の片付けとは違い、
一度に片付けようと無理をしないことも大切です。
完璧を目指すとなかなか追い付かず、
挫折してしまいます。
ケガをしたり、体を痛めたりしては
意味がありませんよね。
ちょっとすっきりした。
↓
生活しやすくなった。
↓
では、違うところもやってみよう。
という風にやっていくのがいいと思います。
どのような片付けにも共通することですが、
「使う」と「使える」は違います。
判断基準を「使える」から残すを選択すると、
ほとんどのものを手放すことができません。
「使える」からこそ今までそこに残っていました。
使えても、使ってなければ、不要ではありませんか?
判断基準を「使う」「愛用品」に変えてみませんか?
「使える」と残したものはとことん使ってあげましょう!
モノを手放すことに抵抗がある方は
壊れている物、思い入れのない物などから
手を付けてみてください。
賞味期限切れの食品や使えないボールペン、
使用期限の過ぎた薬、履くと足が痛くなる靴、
異様に多い紙袋、壊れた家電製品・・・
今までありがとうと感謝しながら、
手放しましょう。
また、老前整理の際に入院セットや
避難セットを作っておくのも
いざというときに役に立ちますよね。
お嫁さんや娘さんと一緒に暮らしている場合は
タオルの場所等把握しているかもしれませんが、
息子さんや旦那さんはどうでしょうか?
家事を手伝ってくれているのであれば、
問題ないかもしれませんが、
トイレットペーパーやティッシュペーパーを
切れたまま放置していれば、
そもそも収納場所を知らない恐れもありますよ。
いざというときに、旦那さんが
用意してくれたけど、パジャマや下着、
タオル、コップなどがボロボロで
恥ずかしかったという話を聞いたこともあります。
使わないに越したことはありませんが、
年をとれば入院が必要なこともあります。
猶予がある病気なら何とかなりますが、
猶予や気力がないことも。
緊急避難セットも「使わないから不要」ではなく、
保険のように安心のために準備していきましょう。
そして一番やってはいけないのは、
家族のものを勝手に片付けること。
特にトラブルになるのは
妻が旦那さんのものを勝手に処分したり、
お嫁さんがお姑さんのものを処分すること。
同じことを娘がやってもケンカになるだけですが、
お嫁さんが同じことをやると、
どんなに不用なものでも憎まれます。
娘さんがいない場合や、協力を得られない場合は、
息子さんがやったり、お孫さんに協力をしてもらいましょう。
お嫁さんば陰でバックアップをするのがいいと思います。
当たり前ですが、日頃から憎まれないように、
協力を得られるように、
良好な関係築いていきましょう。
旦那さんがコレクターだったり、
多趣味だったりする場合は、
先に自分の場所を片付けてみましょう。
そして、共有スペースも協力を得られる範囲で片付け、
様子を見てみましょう。
ほとんどの部屋が片付いたのに、
旦那さんの場所だけ片付いていないのは
居心地が悪く、片付けるようになってきますよ。
それでも行動しない場合は、
地震などが起こると危ないなど、
感情的にならないように違うアプローチで
片付けて欲しい旨を伝えてみましょう。
また、物がこれ以上増えないように、
置く場所を決めていきましょう。
最後に、パートナーの持ち物はどれくらいありますか?
(パートナーはそれぞれ男性、女性といたします。)
一般的には女性の方が洋服、バッグ、靴など
持ち物は女性の方が多いとされております。
しかし、9:1ということはありませんよね?
一方の持ち物が極端に少ないのは家庭が
崩壊する危険性をはらんでおります。
物が多い方が力を握りすぎていて、
物が少ない方が言いたいことが言えていないという
バランスを欠いた関係になっている可能性があります。
力関係が所有物にあらわれるようです。
貴方のご家庭はどうですか?
もし、自分のものだらけ・・・という場合は
少しでも、何よりも代えがたいパートナーのためにも
改めてみませんか?