親の片付けの話を多々投稿してきましたが、
今回は子どもの片付けについて
書いていきたいと思います。
子どもの片付けのポイント
1. 片付け方を教える
2. 日々の成長の実感
3. 短期集中
4. 毎日など定期的に行う(気分で行わない)
1. 片付け方を教える
「片付けて」「お片付けしよう」と声をかけるだけで
終わってはいませんか?
4つの中で一番大切なのが、仕組みづくり。
「片付けて」と声をかける、はたまた叱るだけでは片付けられません。
大人の片付けでも繋がることですが、
収納場所を決めないと、どこにしまえばいいのか
子どもは尚更わかりません。
子どもの身長にあった場所に
使用頻度に合わせ、物を置く場所を
きちんと定めないと片付けることはできません。
引き出しを開ける、背伸びをするなど
大人にとっては何でもないことでも
面倒と感じると片付けがイヤになります。
大人以上に片付けに必要な動作を少なくしていきましょう。
一緒に使うものはまとめて収納。
種類ではなく、使う機会で考え収納をすると
出すときも楽ですし、片付けする際も一度にでき
子どももお片付けしやすいですよね。
また、どこに何を入れるかを決めたら、
間違いなくそこにしまえるように
ラベルを貼りましょう。
もちろん、子どもでも分かるように文字情報ではなく、
イラストで。
家の誰でも元に戻せる収納をしていきましょう。
また、片付かないのは片付けにくいことが
原因かもしれません。
収納場所を子どもの行動に合わせることも大切ですよ。
例えば、家に帰ってすぐに遊びに飛び出して
しまうようなお子様の場合は、
ランドセルを子ども部屋等にしまうのではなく、
玄関に収納場所を作ってみるなど。
子ども以外でもそうですが、
一方的にルールを押し付けないことも大切です。
「勝手に決められた」と子どもが思うような
決め方では守る意欲が落ちてしまいます。
「みんなで決めた」と納得できるものにし、
みんなで守っていきましょう。
2. 日々の成長の実感
一緒にお片付けを始め、少しずつ
子どもひとりでもできることを増やしていきましょう。
おもちゃをかごに入れることができたなど
些細なことでもしっかり褒めてあげましょう。
子どもにとってはお父さんやお母さんから
褒められることは何よりも喜びですよ。
3. 短期集中
集中力は子どもの学年×10分という見解もありますが、
長くは続かないもの。
いきなり大人のような長時間の片付けはやめて、
ちいさなことから始めましょう。
例えば、子どもの筆箱の中はどうなっていますか?
筆箱の中にゴミやなんやらかんやら
入っていたクラスメートもひとりはいたはず。
あなたのお子様はどうですか?
① 全部出す
② いる・いらないを分ける
③ しまう
④ 維持できているかチェック
たかが筆箱と侮らず、
片付けの基本に合わせて筆箱の中も片付けてみましょう。
4. 毎日など定期的に行う
宿題に、塾に、習い事に、遊びにと
子どもは子どもで忙しい。
だからこそ、今日はやめとこうか・・・。
今日こそ!!と意気込まず、
きちんと定期的に片付ける時間を作りましょう。
毎日夕飯前に片付ける、
毎週日曜日の○時は片付けタイム等、
親の気分に合わせて行わないようにしていきましょう。
片付けができたらカレンダーにシールを貼り、
シールが10個貯まったらご褒美というのも
いいかもしれませんね。
外発的動機づけから徐々に内発的動機づけに
移動させていくようにしていきましょう。
年齢にもよりますが、必要かそうでないかの
選択は親ではなく、子どもに主導権を持たせましょう。
どれくらい自分の持ち物があるのか、
活用できているのか、管理できているのか。
大人でも難しいですよね。
物の把握をさせることで、おもちゃをせがまれたとき、
どこにしまうか等考えさせることが可能ですよ。
おもちゃはおもちゃ箱に入る分だけと
決めていれば、何かを手放さないといけないとも
分かってきます。
何かに影響され、特に欲しくもないのに、
欲しいとおねだりしていることを
分かることも大切ですよね。
子育て世代は仕事に育児にと忙しい。
だからこそ、自分(子ども)の持ち物は
自分で片付けられるように
お片付けの仕組みづくりを
しっかりしていくことが大切ですね。